カーテン購入時のサイズの測り方とお店でのカーテンの選び方

せっかくカーテンを新調するなら窓やお部屋にピッタリのカーテンを選びたいですよね。

簡単そうに思えて知らないと意外と難しいカーテンサイズの測り方とお店でのカーテンの選び方についてご説明します。

カーテンの採寸方法と綺麗に見えるサイズの選び方

カーテンを購入するときに最低限必要な準備として、購入するカーテンの大きさを把握していなければいけません。

実際にお店にカーテンを買いに来たけれどサイズを測ってきていなくて、どのカーテンを買っていいか解らず困っている方が結構います。

そういう場合には適当なサイズをお勧めするわけにもいかず、サイズの測り方をご説明して一度お帰りいただくしかありません。

そのような事がないようにカーテンを購入する際には必ず事前にサイズ(幅・丈)を測りましょう。

採寸の基準はカーテンレール

では実際にカーテンのサイズを調べるにはどこを測ればいいのでしょうか?

窓の大きさを測る?

窓枠の端から端まで?

現在使っているカーテンを測る?

答えはカーテンレールです。

基本的にカーテンをつけるときにはカーテンレールを使いますよね?

カーテンサイズはそのカーテンレールを基準に測るのが一番簡単で失敗なく計測できます。

勿論前提条件としてカーテンレールが付いていることが必要です。

カーテンの幅の測り方

まずはカーテンの幅(W)を測りましょう。

カーテンの幅は単純にカーテンレールの端から端までの長さを測ります。

一般的なカーテンレールの場合、正確にはカーテンレールの両先端に付いている固定リングと固定リングの距離の長さになります。

角型伸縮カーテンレール シングル プレーンホワイト 1.1~2.0m

装飾のあるデザインレールの場合は一番端のリングとリングの間を計測しましょう。

そしてここからが大切なのですが、カーテンの幅は「計測したカーテンレールの長さ×1.05」つまり「プラス5%」の幅が綺麗に見えるベストの幅と言われています。

つまりレールの幅が200cmだった場合には「200×1.05=210」となり、約210cmが理想的なカーテン幅ということになります。

とは言えそんな計算するのも面倒ですよね?

一般的な住宅につけるカーテンでは「カーテンレールの長さ+10cm」と覚えておいて問題ないと思います。

レールを測って120cmだったら130cm、180cmなら190cm、240cmのときは250cmという感じですね。

カーテンの幅は多少(数センチ)長くても問題ありません。逆に幅が短いと見た目が悪くなってしまいます。

もしメジャーなどでうまく測れず、正確な長さがわからないときには長さに少し余裕をもたせるようにしてください。

カーテンの丈の測り方

幅の次は丈(H)を測りましょう。

丈を測る場合も幅と同じくカーテンレールが基準になります。

カーテンレールのカーテンフックを引っ掛けるリング(ランナー)から測ります。

掃き出し窓(外やベランダに出入りできる窓)の場合はリングから床ピッタリまでの長さを測り、そこから1cm短くした長さが適しています。

レースカーテンをつける場合はそこから更に1cm短くします。

測って180cmだった場合

〔カーテン:180cm-1cm=179cm〕〔レースカーテン:180-2cm=178cm〕となります

腰窓(壁の中ほど、腰の高さにある窓)の場合はまずリングから窓枠下までの長さを測ります。

光漏れなどを防ぐためにそこから15cm~20cm位足した長さが良いとされています。

curtain-size-choose-curtain-02

カーテンの幅と丈の採寸方法は以上になります。

窓(お部屋)にピッタリ合うカーテン選びには採寸がとても重要です。購入する前には必ずしっかりと採寸しましょう。

カーテンサイズの選び方

必要なカーテンのサイズがわかったところで実際にお店でのサイズの選び方をご説明します。

オーダーカーテンと既製カーテン

インテリアショップやホームセンター等でカーテンを購入する場合、決まったサイズの既製カーテンと自由にサイズを注文して作るオーダーカーテンの二種類があります。

オーダーカーテンについて

オーダーカーテンは採寸したサイズピッタリのカーテンが作れます。

注文してだいたい一週間から二週間ほどかかるのが一般的のようです。

大抵の場合、既製品よりも少しお値段が高く、注文の手間や多少の時間がかかりますが、何年も使うつもりならオーダーがおすすめです。

既製カーテンについて

既製カーテンはお店の棚に並んでいる決まったサイズのカーテンです。

一見するとお店の棚には数多くの種類があるように思えますが、柄や機能が違うだけで実はサイズはそんなに多くの種類があるわけではありません。

既製カーテンの選び方

ドレープ カーテン 2枚組 3サイズ同一価格 形態安定加工 幅100cm×丈200cm ブラウン

とりあえず今すぐカーテンが必要な方や、少しでも安く済ませたい方などはお店の既製カーテンから選ぶことになると思います。

既製カーテンのサイズ

既製のカーテンのサイズはメーカーや販売店、カーテンの種類によって様々なのですが代表的な4つのサイズをご紹介します。

① 腰窓サイズ       幅200cm × 丈135cm

② ベランダサイズ     幅200cm × 丈178cm

③ 掃き出し窓サイズ    幅200cm × 丈200cm

④ 欄間サイズ       幅200cm × 丈220cm

既製カーテンの場合には単純に自分で採寸したサイズに一番近いサイズを選んでいただくことになります。

(例) 採寸して幅180cm、丈180cmだった場合には①~④の中からだと②のサイズのカーテンになります。

選び方のコツとしては、幅は10cm~20cmくらい長くても問題ありません。

丈もやはり短すぎるよりは長めの方がいいでしょう。

長すぎてカーテンの裾が床につくと見た目が悪く、埃がたまったり、湿気でカビが発生する可能性があるとのことで嫌う方もいますが、個人的には光が漏れたりするよりは長めの方がいいと考えています。隙間風も防いでくれますしね。

まとめ

curtain-size-choose-curtain-03

カーテンのサイズの測り方と選び方を簡単にではありますが説明させていただきました。

カーテンは遮光・防音・温度調節・間仕切りなどの実用性がある一方で、お部屋の雰囲気がガラっと変わるインテリアとしての一面もあり、住まいと暮らしに欠かせないアイテムです。

カーテンを新調する際には後で後悔することがないように、しっかりと採寸してお部屋にピッタリのカーテンを選びましょう。