ほとんど料理をしない方でも最低限必要なキッチン用品の一つが包丁です。
ただ包丁と一口に言っても、実は調理の仕方や食材によって使い分けるように数多くの種類があります。
勿論、自分で料理をする方にとっては言うまでもない当たり前のことなのですが、あまり詳しくない方の為に簡単に包丁の種類と用途についてご説明させていただきます。
包丁の種類について
一般的に使用される包丁は大きく分けて、和包丁(わぼうちょう)と洋包丁(ようぼうちょう)の2種類です。
その他に特定の食材に特化した特殊用途の包丁も数多くありますが、ここでは一般家庭でよく使われる和包丁と洋包丁について説明します。
和包丁(片刃包丁)の種類と用途
出刃包丁
貝印 関孫六 銀寿 本鋼 和包丁 出刃 150mm AK-5202
魚をおろしたり、首を落とし骨を叩き切ったりと使い分けができる。切っ先は薄く鋭く、刃元は厚くできています。一般的には片刃ですが、両刃のものや切刃を広くしているものなどもあります。
小出刃包丁
ベルモント(Belmont) フィッシング小出刃包丁110mm MP028
出刃包丁をそのまま小さくした包丁。小魚おろしや骨切りに便利です。
刺身包丁
貝印 kai 関孫六 ステンレス 和包丁 刺身 240mm 銀寿 AK-5068
主に刺身を引くための包丁で刃元から切っ先まで使い引き切るように使用します。関西型は先が尖り柳の葉に似ていることから柳葉包丁(やなぎばぼうちょう)と呼び、関東型は刃が直線的で蛸引包丁(たこひきぼうちょう)と呼ばれています。
舟行包丁
貝印 関孫六 銀寿 本鋼 和包丁 舟行 165mm AK-5213
もともと多くの料理道具を携帯できない漁師が漁に出る際に簡単な料理、エサをきざむために使用したもの。三枚おろしや切り出しに使えて用途が広い万能包丁。読み方は「ふなゆきほうちょう」
薄刃包丁
貝印 関孫六 銀寿 本鋼 和包丁 薄刃 165mm AK-5212
主に野菜全般を切るための野菜専用包丁。皮むき、くり抜き、きざみ、面取りなど非常に用途が広い。刃の形状が横から見るとほぼ長方形になっている関東型を薄刃包丁(うすばぼうちょう)といい、先端みね側が丸くなっている関西型を鎌型包丁(かまがたぼうちょう)と呼ぶ。
菜切り包丁
貝印 関孫六 銀寿 本鋼 和包丁 菜切 (西型) 165mm AK-5210
菜切り包丁(なきりぼうちょう)は菜刀(ながたん)とも言う。薄刃包丁と同じく野菜専用の包丁で形状も似ているが、薄刃は本職向けで菜切りは一般家庭向けになっている。
麺切り包丁
そばやうどん、麺を切る為の包丁。包丁自身の重さを利用して前方に押し出すように切る。
洋包丁(両刃包丁)の種類と用途
牛刀包丁
本来は食肉の仕分け用の肉切り包丁。魚や肉の薄切り、野菜やパン切りなど様々な用途に使える。シェフズナイフ(Chef’s Knife)とも言います。
三徳包丁
貝印 関孫六 4000ST 三徳包丁 165mm AB-5222
三徳包丁(さんとくぼうちょう)は文化包丁(ぶんかぼうちょう)とも言い、日本の家庭で一般的に使われている万能包丁。刃幅が広く切っ先が使えて、野菜切り、肉切り、魚のさばきなど非常に用途が広い。海外から入ってきた牛刀と日本の菜切り包丁の良いとこ取りの包丁として生み出された。
小三徳包丁
貝印 関孫六 4000ST 小三徳包丁 145mm AB-5221
三徳包丁を小型にしたもので使いやすく、カット野菜などに便利。
ペティーナイフ
野菜や果物の皮むきや飾り切りに便利な小型の万能ナイフ。
パン切り包丁
貝印 パン切り包丁 210mm Bready SELECT AC-0070
柔らかいパンを切りやすいように、波形の刃になっている。好みの厚さにパンが切れて、ハムやサーモンのスライスなどにも使える。ブレッドナイフ、パンスライサーなどの名称で呼ばれることもある。
中華包丁
SPEVORIX 中華骨切包丁 骨切りナタ チョッパーナイフクレーバーナイフ 中華包丁 177ｍｍ ステンレス 質感
中華料理に用いられる刃が四角く身幅の大きい万能包丁。包丁自身の重さを利用して甲殻類の殻や骨付き肉を叩き切るのに便利。中華料理ではほとんど全ての食材を中華包丁で処理する。
まとめ
以上で代表的な包丁の種類の紹介を終わります。
代表的なものをいくつか挙げましたが、包丁はここで紹介した種類が全てではありません。個別の食材向けの包丁や硬く凍った冷凍食品などの食材の状態に合わせた作りになっている包丁など数多くの種類の包丁が存在します。
それぞれの料理や食材に合わせて上手く使いわけて使ってください。
また、初めての一人暮らしや、どの包丁を買えばいいのかわからない方はとりあえず三得包丁(文化包丁)を購入しておけば大丈夫だとおもいますよ。(｀・ω・´)
