直管蛍光灯の「スタータ形」と「ラピッドスタート形」の見分け方

直管蛍光灯を購入したことはありますか?

もし自分で購入したことがなくても、見たことはありますよね?輪っかになってる物や丸い電球ではなくて、細長いあの蛍光灯です。

実はあの直管蛍光灯には種類があるのをご存知でしょうか?

1つは「グロースタータ形(スタータ形)」、もう1つは「ラピッドスタート形」と言われるものになります。

蛍光灯の寿命などによる買い替えの際は、当然ながら同じ種類でなくてはいけません。

両方とも一般的に多く使用されていて、残念な事に見た目もほぼ同じに見えます。

実際に私が働いていたお店でも、どの蛍光灯を選べばいいのか解らないというお客様がとても多かったですね。

同じものを購入する為に古い蛍光灯を持ってきていても、それがどちらの種類か解らなければ選べません。

ではどうすればいいのでしょうか?

店員に聞く?

勿論それでもいいのですが、実はこの二種類の蛍光灯はよく見れば誰でも簡単に見分ける事が出来るんです。

という訳でここでは「スタータ形」と「ラピッドスタート形」の簡単な見分け方を説明します。

「スタータ形」と「ラピッドスタート形」って何が違うの?

見分け方の前にそもそも「グロースタータ形」と「ラピッドスタート形」の違いについて簡単にご説明させていただきます。

知っている方は飛ばしてくださいね。

グロースタータ形について

グロースタータ形(スタータ形)は蛍光灯のワット数に応じた点灯管(グロー球)を使用して点灯させるタイプの蛍光灯です。

今現在昔ながらのグロー方式点灯管は各社次々と製造が中止され、徐々に電子点灯管へと移行していってます。

ラピッドスタート形について

ラピッドスタート形は簡単に言うと、点灯管(グロー球)が必要ないタイプの蛍光灯です。

ちなみに間違えて覚えてしまっている方が結構いるのですが、ラビット(兎)じゃありませんラピッド(速い)です。

直管蛍光灯の見分け方

さていよいよ本題のスタータ形とラピッドスタート形の見分け方について説明します。

こちらは上がラピッドスタート形で下がスタータ形の40形蛍光灯です。

当然パッケージにはしっかりと「スタータ形」、「ラピッドスタート形」と表記してあります。

でも蛍光灯の空箱を取って置く方はいませんよね。

箱から出すとこんな感じ。

そこで注目してもらいたいのが蛍光灯本体に印字してある文字です。

基本的に蛍光灯には端っこの方にゴチャゴチャっとメーカー名や型番が印字されています。

① メーカー名

② 商品名と色

③ 型番と大きさ(明るさ)

東芝の直管の場合はこんな感じで印字されているのですが、種類を見分けるのに必要なのは③のアルファベットと数字の羅列です。

「FL」と「FLR」

パッと見た感じだと何がなんだかわかりませんね。

正直いって後半の部分はどうでもいいんです。

見て欲しいのは最初の部分だけ。

この最初のFLは Fluorescent Lamp(蛍光灯)の頭文字です。

そしてFLはFL(蛍光灯)にRapid(速い)の頭文字をつけたものになります。

つまり蛍光灯の表記を見て最初が「FL~」だったらグロースタータ形「FLR~」ならラピッドスタート形ということです。

FL  : グロースタータ形

FLR : ラピッドスタート形

ここだけ見ればいいんです。

ね?簡単でしょ?

「FHF」について

実は直管蛍光灯には「FL(スタータ形)」、「FLR(ラピッド形)」以外にも「FHF」という表記の蛍光灯があります。

こちらはインバーター回路によって始動するもので、「インバーター形(Hf蛍光灯)」と呼ばれます。

高周波で動作するため点灯した際のチラツキがなく、省エネ性能が良かったりするのですが一般家庭にはあまりないかもしれませんね。

また当然ながらこのインバーター形も専用器具じゃないと使えないのでご注意ください。

LEDの直管蛍光灯について

発売当初に比べると価格が随分下がってきたお陰で、お部屋のシーリングや電球はだいぶLEDが普及してきました。

そして最近は丸型蛍光灯や直管蛍光灯もLEDタイプがお店に並んでいるのを見かけます。

ここで注意して欲しいのが直管LED蛍光灯グロー式器具専用など器具を選ぶ物が少なくありません。

しっかりと説明書きなどを読んでから購入するようにしましょう。

まとめ

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以上で直管蛍光灯の「スタータ形」と「ラピッドスタート形」の特徴と見分け方についての説明を終わります。

知ってしまえばこんなことかと思うようなことですが、こういうなんでもない知識の積み重ねが大事なんじゃないかぁと思ったりするのです。(´・ω・`)

この記事が直管蛍光灯を購入するときに少しでもお役に立てれば幸いです。