普段車に乗っていて、昨日まで普通に動いていたパワーウインドウやワイパー、またはシガーソケットから電源を取っている機器が突然動かなくなっちゃった!?
そんな経験ありませんか?
しっかり車検や点検を受けていても長く車に乗っていると、部品の劣化などによる故障はどうしても避けられません。
しかしその故障だと思っていた動作不良は、もしかしたらヒューズが飛んだ(切れた)だけで、ヒューズを交換するだけで直るかも知れません。
ということで今回は車のヒューズ交換について説明していきます。
ヒューズの役割って知ってる?
ヒューズ交換をする前に、そもそもヒューズってなんだか知ってますか?
ヒューズは電力を使う機器などに何らかの異常によって定格以上の電流が流れてしまった場合に電気回路を保護するためのものです。
仕組みとしては決められたアンペア以上の電流(過電流)が流れるとヒューズが溶断されて、それ以上機器に電流が流れないようにします。
つまりヒューズは電気製品の安全装置であり最後の砦なんですねー。
そう彼(彼女?)は自分の身を犠牲にして大切なものを守っているのです(笑)
ヒューズの種類について
ヒューズには色々な種類があります。
一般的にヒューズと聞くと下の画像の奴を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。
これはガラス管ヒューズと呼ばれるタイプです。
自動車に多く使われているのが平型ヒューズ(ブレードヒューズ)と呼ばれるタイプ。
そしてこのブレードヒューズには平型、ミニ平型、低背と大きさの違う種類があります。
上のが平型で下のが左からミニ平型、低背になります。
新しい軽自動車には小型の低背ヒューズが使われていることが多いですね。
他にもちょっと変わった形をしたつめ付ヒューズなどもあります。
一口にヒューズと言っても色々な形のものがあるんです。
ヒューズを交換する際には、機器にあった形状とアンペア数のヒューズを選びましょう。
自分でヒューズを交換してみよう
ではいよいよヒューズ交換です
ちなみに私がヒューズ交換をすることになった切っ掛けは、大雪の寒い日に凍り付いていたワイパーを誤って動かしてしまってヒューズが飛んだからです……(´;ω;`)
ヒューズの交換作業は初めてでしたが、ほとんど知識の無い私でも短時間で簡単に交換することができましたよ。
それでは順番に交換の仕方を簡単に説明いたします。
ヒューズの場所を確認しよう
貴方は自分の車のヒューズが何処にあるか知っていますか?
ちなみに私は知りませんでした(笑)
まずは車のヒューズが何処にあるのかが分からなければ交換もできませんよね。
基本的に車のヒューズはヒューズボックスと呼ばれる場所にまとまっています。
ヒューズボックスの場所は車種によって違うのですが、エンジンルーム内だったり、グローブボックスの奥、運転席の足元などが多いですね。
ヒューズボックスの位置は車の説明書に記載されているので確認しましょう。
場所はそれぞれ違うのですが、共通しているのが分かりづらくて作業しづらい場所にあるってことですね (´・ω・`)
「日産ルークス」のヒューズボックスの場所
私が乗っている日産の軽自動車ルークスのヒューズボックスは運転席の近くにありました。
こんな感じで運転席側を見た場合、ハンドルの下の方の赤丸の場所付近にあります。
下から覗き込むとこんな感じ
こんなところに隠れていたんですね~。
こんな裏側普段絶対に見ませんよね (´・ω・`)
切れたヒューズを交換しよう
ヒューズボックスの場所がわかったら、実際に切れたヒューズを新しいヒューズに交換します。
★注意★ 作業をするときには必ずエンジンを切ってから行いましょう。
この10とか15とか記載されているのがヒューズです。
この数字はアンペア数(A)を表しています。
10だったら10A、15だったら15Aということです。
たくさんのヒューズが並んでいますが、各ヒューズがそれぞれの場所に対応しています。
車のどの部分がどの場所のヒューズに対応しているかは、ヒューズボックスのカバーや車の説明書などに記載されているので確認しましょう。
今回私の場合にはワイパーなので上の段の右から四番目の15Aのヒューズということになります。
交換用の15Aのヒューズを用意しましょう。
ヒューズの引き抜き方
さていよいよ刺さっているヒューズを引き抜くのですが、車のヒューズは小さくて摘まむところが少ないので素手でヒューズを引き抜くのはちょっと難しいです。
ヒューズを抜くためのヒューズクリップやヒューズ抜きと呼ばれる工具が100円~200円位で購入できるので、ヒューズを引き抜くときには専用の工具をつかいましょう。
使い方はヒューズをヒューズクリップで摘まんで……
引き抜くだけです!
確認してみると少し見づらいですが、たしかに焼け付いて切れてますね~
古いヒューズを抜いたら、用意した新しいヒューズを差し込めば終了です。
抜くときと違って差し込むのは素手で簡単にできます。サクっと入れてしまいましょう。
最後に動作テストをしてしっかりワイパーが動くのが確認できたらヒューズ交換終了です♪
どうですか?意外と簡単だったでしょう?
まとめ
これでヒューズ交換についての説明は終わりになります。
車のヒューズ交換は難しそうに感じるかもしれませんが、ヒューズの場所と交換の仕方さえ知っていれば作業自体は意外と簡単です。
車のヒューズ交換は誰でも自分で簡単にできます。
もしもヒューズが原因なら、修理に持っていく手間や、決して安くない工賃を考えると絶対に自分で交換することをお勧めします。
急に動かなくなって不安かもしれませんが、内部の故障だと判断してディーラーや自動車工場に修理に出す前にヒューズを確認してみましょう。