その丸い緑色の愛らしい姿で心を癒してくれる「マリモ」さん。
最近ではホームセンターやネットでも購入できますね。
皆さんも飼育用にオシャレな瓶なんかに入ってるマリモを見たことがあると思います。
マリモは観葉植物などに比べると安価で飼育も簡単なのですが、それでも飼育する際に幾つか注意するポイントがあります。
ここではマリモを飼育するときの注意点について解説します。
マリモって何?
飼い方の前にそもそもマリモって一体何でしょう?
まりもは漢字で書くと「毬藻」となり、その名の通りに糸状の「藻」が「毬」のように球状に集まった緑藻の一種です。
厳密には丸い球状のものが一個体のマリモではなく、球体を構成する一本一本の糸状の藻がマリモなんだって。
基本的に湖のような淡水で生きる植物(藻)です。マリモの生育地として一番有名なのは北海道の阿寒湖。
阿寒湖に生息するマリモは大きく綺麗な球状をしており、その希少性から国の特別天然記念物に指定されています。
そういえば昔はマリモがモッコリしてる「まりもっこり」なんてマスコットキャラクターも流行ったりしましたね。
実は飼育用に販売されているマリモは養殖です。
また養殖のマリモは糸状のものを人工的に丸めている為、天然のマリモに比べて形が崩れやすいそうです。
マリモを育てるときの4つのポイント
マリモを自宅で飼育するときに知っておきたいポイントを解説していきます。
定期的な水替えが必要
マリモはとっても綺麗好きです。
マリモは水が汚れると弱ってしまいます。
虫が湧く原因にもなるので水が濁ってきたらスグに水の交換をしてあげてください。
目安としては夏場は一週間に一回程度、気温の低い冬場は1ヶ月に一回くらいでいいと思います。
またマリモを飼う際の水は水道水でOKです。(カルキ抜きも必要ありません)
涼しいところに置こう
マリモは涼しい、というか極寒の北海道の更に冷たい水の中で生きる植物です。
寒さに強い分、マリモはとっても暑さが苦手です。養殖まりもの生育には10℃~20℃前後が適しています。
特に水温の高くなりがちな夏場などは、できるだけ気温の低い冷房の効いた涼しい場所に置いてあげましょう。
適度な光を当ててあげよう
マリモは植物なので光合成を必要とします。そのため光が無い場所では育ちません。
ただし強い光、特に直射日光は絶対に避けてください。
あまり強い光はマリモを逆に弱らせてしまい、水温も高くなってしまうので注意してください。
カーテン越しの太陽光やお部屋の照明で十分です。
金魚や熱帯魚と一緒にしちゃダメ
話を聞くと意外とこれが一番多い失敗みたいです。
なんとなく金魚鉢に金魚と一緒に浮かべてみたくなる気持ちは凄~く良くわかるのですが、絶対に止めましょう。
マリモは金魚や熱帯魚にとって美味しい餌、栄養たっぷりのご馳走なんです。
一緒にするとあっという間に食べられて跡形も無くなってしまいます。
まとめ
ザックリとした説明でしたが、まりものことを少しはわかってもらえましたか?
暑いのが超苦手。綺麗好きで光が必要だけど、強すぎてもダメで魚は天敵。
なんだか簡単そうで意外と面倒って思うかもしれませんが、そんなところも可愛いものです。
飼育の際の注意事項を守って末長く可愛がってあげてくださいね。