ネジやボルトのM3、M4などの「M」はメートルねじのM。ネジのサイズ表記について

お店でネジを買った事はありますか?

ホームセンターなどに行くと眩暈がする位に膨大な数のネジが並んでいます。

さらにお店で見たことあるかも知れませんがネジはサイズの表記が特殊です。

それでなくてもネジは頭の形や太さ、長さ、材質などがそれぞれ違っていて、それだけで選ぶのが大変なのにサイズの見方がわからないなんて困りますよね (´・ω・`)

勿論プロの方や知識のある方は必要なサイズのネジを簡単にパッと見つけて購入できると思いますが、普段ネジなんか買った事がない人にはちょっと解りづらいと思います。

ということで、ここではネジの種類とサイズ表記の見方について説明していきます。

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メートルねじとインチねじ

一般的に使用されるネジにはメートルねじ(ミリねじ)とインチねじ(ユニファイねじ)という2種類の規格があります。

メートルねじ

日本で一般的に使われているのが「メートルねじ」です。

ミリねじとも呼ばれ、その名の通りメートル法に基づいて制定された規格のネジです。

単位をミリ(mm)で表す世界で最も使用されている規格のネジです。

インチねじ

「インチねじ」はユニファイねじとも呼ばれ、主にアメリカやイギリスで使用されている規格です。

単位はインチ。ちなみに1インチは25.4mmです。

メイドインジャパンには基本的に使われてないのですが海外製品にはこのインチねじが使用されていることがあるのでご注意を。

メートルねじの代わりにインチねじは使えないの?

使えません。

残念ながら見た目がほぼ同じに見えても、外径やピッチ(ネジのギザギザ部分の山と山の距離)が違うので合わないのです。

最初の方だけちょっと入るからイケるかな?と思ってもそれ以上は絶対に入りません。

並目ねじと細目ねじ

ちょっと蛇足ですがメートルねじには並目ねじ細目ねじがあります。

二つの違いはピッチ(ネジ山の間隔)です。

細目ねじは並目ねじに比べてピッチが小さい(間隔がせまい)のが特徴です。つまり細かくてねじ山の数も多いってことです。

基本的に一般的に多く使用されていて、何も表記が無いものは並目ねじです。

あまり細目ねじを使用することは無いと思うので、ピッチが違うネジがあるってことだけ知ってもらえればいいんじゃないかと思います。

ねじのサイズ表記の見方

さて、お店に並んでいるネジの大半が「メートルねじ」だという事は解って頂けたと思います。

ではいよいよ肝心のネジのサイズ表記の見方についてです。

たとえばコチラのネジの場合

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商品のパッケージにはM4×10と記載されていますね。

この場合「M」は規格(メートルねじ)を表し、後ろの数字「4」はそのまま直径(この場合4mm)「×10」は長さが10mmだということを表しています。

=規格

 4  =太さ

10=長さ

つまりこのネジは直径4mmで長さが10mmものが10本入っている商品だということです。

簡単でしょ?たったこれだけのことなんです。

これからもしネジを購入する機会があったら思い出してみてくださいね。