今では日々の暮らしに役立つ身近なお店として親しまれているホームセンター。
日用雑貨から住宅設備は勿論、食料品、酒類、家電、衣料品に玩具、書籍にペット等とにかくなんでもありのお店です。
私の働いていたお店でも買い物カゴに洗剤やフライパンを入れてる主婦の横で、ニッカポッカ着た兄ちゃんがセメント担いで、その周りをお菓子や金魚を持った子供が走り回るというカオスな光景がよく見られました。
近くにホームセンターがあると日常生活に便利なのは勿論ですが、基本なんでも揃うので災害時なんかに心強いと思います。食料品に水、灯油やオイル系に斧や釘打ち機等がそろっているので街がゾンビで溢れたときはホームセンターに篭城すればいいよ!
ホームセンターについて
基本的にホームセンターとは小売店の数ある業態の1つです。ちなみに「ホームセンター」という名称は和製英語なので外国の人には伝わりません。外国ではDIYstoreとか言うと通じるらしいです。
日本で最初のホームセンターが誕生してから約40年、今では全国で4500店舗以上、しかも市場規模はなんと約4兆円!
下の表がホームセンター業界の2013年売上高ランキングです。(売上高はおおよその数字だと思ってくださいね)
会社名 | 売上高 | |
---|---|---|
1位 | DCMホールディングス | 4000億3000万 |
2位 | コメリ | 3000億1900万 |
3位 | コーナン商事 | 2000億7000万 |
4位 | ナフコ | 2000億2000万 |
5位 | ケーヨー | 1000億8000万 |
とりあえず5位までの会社なのですが、ここでアレレ?売上高が1位のなんちゃらホールディングスなんてホームセンター聞いたこと無いし知らねーよ!って思った人もいると思います。
簡単に説明するとこのDCMホールディングスは2006年頃に業界首位のカインズとそれを追いかけるコーナンが鎬を削って熾烈なトップ争いを繰り広げている最中に中位でくすぶっていたホーマック・カーマ・ダイキの三社が経営統合して出来た会社なのです。DCMはその合併で一気に首位に躍り出たのです。なんて汚いスゴイですね!
そんな感じでホームセンター業界はすごい数の会社がひしめきあってる中でも厳しい競争の末に合併やら吸収を繰り返し貪欲に成長しているみたいです。
DIYって何?
DIY(ディー・アイ・ワイ)という言葉を一度は耳にしたことがあると思います。
DIYは簡単に言うとなんでもかんでもプロに任せずに自分の手で生活を快適にしようぜ!って概念のことです。英語でDo It Youself(ドゥイットユアセルフ)の略語で、「自分で作ろう」みたいな意味。よくDIYホームセンターとか言いますね。
一般的には休日にお父さんがする日曜大工的な印象ですが、始まりは第二次世界大戦でドイツ軍の空襲でボコボコにされたロンドンで、戦後に破壊された街を自分達の手で復興させる国民運動のスローガンとして生まれたらしいです。なかなか凄まじい歴史を持つ言葉ですね。