DCMがケーヨーデイツーを買取!?まだまだ大きくなるDCMグループ!

2016年4月5日、ホームセンター売上高№1のDCMホールディングスが、同じくホームセンター大手のケーヨーを完全子会社化する方針を発表しました!

ホームセンター国内最大手のDCMホールディングスと同7位のケーヨーは5日、経営統合に向け協議を開始すると発表した。2017年4月末をめどに、株式交換によってDCM傘下にケーヨーが入る形の経営統合を目指す。
 ホームセンター市場は、店舗数の増加や大型化が進むなど競争が激化。DCMとケーヨーは、経営統合による規模拡大で商品の共同仕入れや販売促進、店舗管理の効率化と経費削減などを狙う。また営業エリアの重複が少ないため「統合後の店舗統廃合の必要性が小さい」と見込んでいる。 
 両社は統合に先立ち、物流網の整備や商品開発を含む業務提携で合意。今後、両社社長を共同委員長とする統合検討委員会を設置する予定だ。
 DCMは、北海道や東北、中部を中心とする36都道府県で、「DCMホーマック」「DCMダイキ」「DCMカーマ」などのホームセンターを610店(5日現在)運営。ケーヨーの「ケーヨーデイツー」は関東を中心に187店(同)となっている。(2016/04/05-19:54)

時事通信

ザックリ言うと吸収合併を繰り返して大勢力になったけど関東の兵力がちょっと薄いDCMが、関東に強い中規模勢力のケーヨーD2を傘下に入れて関東でもブイブイいわしたろかい!ってことだね♪

全国で610店舗ってちょっと多すぎじゃない??ケーヨー合わせると約800店舗!

貪欲に吸収してどんどん大きくなる怪物はこのまま業界の頂点に君臨し続けるのか、それとも他業種の巨大企業のように内部から腐ってしまうのだろうか……。



そもそもDCMって何?

正式名称をDCMホールディングス株式会社(ディーシーエムホールディングス)と言います。

元々はホームセンターのカーマダイキホーマックの三社が経営統合して設立したDCMグループの統括会社です。

つまりジョイフルとかコーナン、カインズのようにDCMという店舗があるわけじゃないんですねー。

DCMの名前の由来

これはダイキのD、カーマのC、ホーマックのMという三社の頭文字からとった名前……

ではありません!

DCMはDemand Chain Management(デマンド・チェーン・マネジメント)の略なんだって。

ちなみにカーマのスペルは”Kahma”です。CじゃなくてKなんですね。

意味は顧客の需要創造がうんたらかんたらで、流通システムをなんちゃらかんちゃらとの事です(笑)
興味のある方はDCMのサイトにブランドコンセプトと一緒に載ってるので読んでみてくださいな。

ケーヨーデイツーの名前の由来

ケーヨーデイツーの名前はどんな意味なんでしょう?

ケーヨーD2の「ケーヨー」部分は元の社名「京葉産業株式会社」の京葉から「ケーヨー」。

「D2(デイツー)」部分は企業理念を短く表した「Day to Day」「Daily Discount」からきてるみたいですね。

吸収合併と買収、子会社化って何が違うの?

皆さんも企業同士の吸収合併や、買収して完全子会社化などのニュースを耳にする機会があると思いますが、実はこの合併と買収は意味が違うって知ってましたか?

簡単に言うとAとBの会社があったとして、A社がB社を吸収合併するとなると吸収された側のBという会社は消えて無くなってしまいます。

そしてB社を買収しての子会社化の場合ではBという会社自体は残るけど、B社はA社の傘下に入るということですから完全に上下関係が出来ちゃうって事ですね。

まぁどちらの場合も下っ端の従業員は置いてけぼりで、会社の上の偉い人達の株式のやりとりで決まるわけですねぇ。