ホームセンターの塗料コーナーには同じ色のスプレー缶でもアクリルスプレーとラッカースプレーがあるのをご存知でしょうか?
同じメーカーの同じ色のスプレーでもアクリルとラッカーにはかなりの価格差があります。
アクリルとラッカー、どちらも聞いたことはあっても、両者の違いを答えられる方は少ないのではないでしょうか。
ここではザックリとではありますがアクリルとラッカーの違いを解説します。
アクリルとラッカーの違いは?
アクリルスプレー(塗料)の長所と短所
アクリルスプレーは主成分が「アクリル系合成樹脂」+「溶剤(水性なら水)」+「顔料(色)」のスプレーです。
一般的にアクリル塗料と言えば、「水溶性アクリル樹脂塗料」のことを指します。
水溶性なので乾いていない間は水で薄めたりすることが出来ますが、乾いた後は耐水性となります。
長所
○ 安価。
○ 下地の塗料の上に重ね塗りが可能。
○ 水で薄めることができる。
短所
▲ ラッカースプレーに比べて耐久性が低い。
▲ シンナー臭がキツイ。
ラッカースプレー(塗料)の長所と短所
ラッカースプレーは溶剤に「有機溶剤」を使用しているもののことをいいます。
樹脂にはアクリル樹脂が使われていることが多く、アクリルラッカースプレーと表記されているものもあります。
長所
○ 発色が良い。
○ 乾燥が速い。
○ 塗膜が強い。
短所
▲ 下地の塗料を侵食してしまうので重ね塗りが出来ない。
▲ かなりシンナー臭がキツイ。
▲ 薄めるには専用の溶剤が必要。