カセットコンロに使うカセットガス(カセットボンベ)を燃料として使えるストーブがあるのをご存知ですか?
知らない方は形も想像できないかも知れませんが、見た目は灯油を使う小型の石油ストーブや電気ヒーターとほとんど同じで電気や灯油を一切必要としないストーブです。
今回はこのカセットガスストーブをご紹介させていただきます
目次
カセットガスストーブの4つの特徴
カセットガスストーブはメーカー各社から発売されていますが、今回はイワタニ(Iwatani)さんの「イワタニ カセットガスストーブ ハイパワータイプ デカ暖 CB-CGS-HPR」で特徴を紹介します。
イワタニ カセットガスストーブ ハイパワータイプ デカ暖 CB-CGS-HPR
燃料はカセットガスで着脱簡単!
当然ですが一番の特徴は燃料としてカセットガス(カセットボンベ)を使用するということです。
本体後部にカセットガスをセットする箇所があり、カセットコンロと同じように簡単にセットすることができます。
カセットガス使用についての注意点
カバーにも記載されていますが、必ずイワタニカセットガスを使用してください。
カセットガス(カセットボンベ)は様々なメーカーから販売されていますが、それぞれ微妙に形状が違います。
他社のカセットガスを使用した場合、一見同じようにセットできたように見えても微妙な隙間ができたり、ピッタリとセットできません。
その状態で使用するのは非常に危険ですし、他社製品のガスを使用してなにか問題が起きた場合に一切保証がされない恐れがあります。
ご自宅に他社のカセットガスがたくさん余っていて勿体ないからといって、使用することなどが無いように十分注意してくださいね。
意外と長持ちで強い暖房力!
カセットガス1個で連続燃焼時間は約2時間30分!
暖房効率の良い「熱溜め燃焼筒」という構造によって少ないガス消費量ながら小型の石油ストーブに匹敵する暖かさを得ることができます。
小さくて持ち運びに便利!
本体のサイズは幅349×奥行280×高さ408mmと小型なのであまり場所をとりません。
重さも約4.1kgほどなので力のない女性やお年寄りの方でも簡単に持ち運びができます。
4つの安全装置を搭載
小さいボンベとはいえ、ガスを使用するのでしっかりと安全装置が搭載されています。
「不完全燃焼防止装置」「立ち消え安全装置」「転倒時消火装置」「圧力感知安全装置」という4つの安全装置によって不測の事態が起きても自動的にガスを遮断し、ストーブを消化してくれます。
寒い時期の災害時の備えに最適
簡単に特徴を説明しましたが、やはりカセットガスストーブの購入は災害時の備えと考える方が多いのではないでしょうか?
繰り返しになりますが、カセットガスストーブは燃料となるカセットガスがあれば電気も灯油も、着火の為の電池も必要ありません。
つまり全てのライフラインが止まってしまうような大規模な災害時にもカセットガスさえあればすぐに暖を取ることができるのです。
実は私も東日本大震災を経験した一人なのですが、当時は三月とはいえ非常に寒かったのを覚えています。
ライフラインが途絶えた状況ではただの風邪も命とりになる可能性があります。
あまり想像したくはありませんが、今後大きな災害が来ないとは言い切れません。
勿論、これがあれば絶対に大丈夫というわけではありませんが、あるとないのとでは大違いです。
来るか来ないかわからない災害の為に購入するのは勿体ないと思う方も当然いると思います。
それでも『備えあれば患いなし』といいますし、一度ご検討いただければ幸いです。
「カセットガスファンヒーター」もあるよ!
イワタニ Iwatani カセット ガスファンヒーター 屋内専用 カセットボンベ別売 暖房器具 風暖(KAZEDAN) CB-GFH-1
実はストーブだけじゃなくてファンヒータータイプもあります。
こちらもイワタニ製です。
ストーブが非常用ならこちらのファンヒーターは、脱衣所などコンセントが使いにくくあまり広くない場所で短時間しようするのに適していると思います。
小型ながら発熱量は約2.0kW (1720kcal/h相当)と大きく、しっかりと暖かい温風がでます。
こちらも勿論イワタニ製のカセットガスをセットするだけでOKです。
非常時の為に備蓄しているカセットガスをこのファンヒーターで古くなったものから順次消化するのもいいかもしれませんね。
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まとめ
カセットガスストーブは数年前から注目されるようになりました。
家電量販店やホームセンターの暖房器具売り場に毎年専用コーナーができています。
灯油燃料ではないということで、石油ストーブが使えない共同住宅などでも使用できるという利点もあります。
カセットガスストーブは使用する状況や環境によっては非常に便利な製品です。
今回の記事がカセットガスストーブ購入検討の一助になれば幸いです。