みんな大好きなわんちゃん、ねこちゃん。かわいいですよねー。
様々な種類のペットがいる中でもやっぱり別格で断トツに数が多いのが犬猫。2016年現在、日本では犬、猫ともに約1000万頭くらい飼われているそうです。正直びっくりする位の数ですね。
多くの人が大切な家族の一員として共に暮らし愛情を注がれている犬と猫ですが、飼っている人には常識でも全然飼ったことの無い人は意外と知らない事が多いもの事実です。
その中でも注意しなければいけないのが食べ物です。
人間が食べて美味しいものでも犬・猫にはうっかり与えてしまうと命の危険まである食品が意外にたくさんあるんです。
今は凄まじい数の多種多様なペットフードがあって人間の食べ物を与える機会はあまりないかも知れませんが、家族として手作りのご飯を用意してあげたい方もいるでしょう。食事をしている時に欲しがっているのでうっかり与えてしまったり、あるいは食べ残しや買ってきた物を置きっぱなしにしていて目を離したスキに勝手に食べてしまうこともあるかも知れません。
そしてなによりも心配なのは、ペットにとって危険な食品の知識の無い人が猫を飼っている友人の家に遊びに行ったとき、散歩中にたまたま出会ったとき、留守にするお隣さんの飼っている犬を預かった際などに善意で与えた食べ物によって体調を崩す、あるいは命を失うなんてことも……。
そんな不幸な事故を防ぐ為にも与えたら危険な食品を知ってもらいたいと思います。
目次
犬が食べてはいけないもの
まずはわんちゃんが食べてしまったら危険な食品。それぞれ危険度の大小はありますが、基本的には与えない方がいいものです。
ネギ類
まず有名なのはネギ類。
長ネギ、たまねぎ共に絶対に与えちゃいけません!ニラやらっきょもNG。にんにくも避けた方がいいでしょう。
ネギの成分が赤血球を壊してしまう犬にとって非常に危険な食べ物の代表。
豆類
生の大豆やマカダミアナッツは危険。豆腐や納豆はOK。
犬の嗅覚は人間の100万倍以上と言われていますが、納豆は大丈夫なんでしょうか?(笑)
貝類
消化不良を起こしたり、ビタミンを破壊したりといいこと無し。
アサリもサザエもアワビも煮ようが焼こうが全部ダメ。
エビ・タコ・イカ
こちらも貝類と同じく消化不良やビタミン欠乏症などの原因に。
まぁ猫と違って犬はあまり海産物を食べるイメージが無いですよね。
生肉
特に生の豚肉は寄生虫が多く危険。生豚肉は人間も食べちゃダメですよ?
牛も鳥も生は止めておきましょう。きっちり焼けばOK。
ブドウ・レーズン
嘔吐、下痢などの中毒症状の他、腎臓障害の恐れもあります。ジュースやブドウの皮も危険なので注意。
チョコレート
中毒症状を起こしてしまい、大量摂取によって死亡することもあり。カカオ製品全般がダメ!
飲み物
まずはコーヒーなどのカフェインを含むものは危険。
お酒も絶対NG!急性アルコール中毒のようになって最悪死に至る場合も。
水については水道水のカルキが悪いとか、ミネラルウォーターがダメとか硬水はダメだけど軟水ならOKだとか色々な説があるみたいですが、そこまで気にしなくていいみたいです。
野生の生き物
これがなかなか大変。勿論人間が与えることはないだろうけど野生の魂が蘇ってしまい、小動物などを勝手に狩って食べちゃうことがあります。
寄生虫の他、鳥などは細かい骨が喉に刺さったりして危険。カエルなんかも毒性があります。自然がいっぱいの庭で飼っている方は注意しましょう。
……って難しいですよね(汗)
猫が食べてはいけないもの
お次はおネコ様のお食事について。と言っても実はほとんど犬が食べちゃいけないものとほぼ同じなんですよねー。
ただし共通の危険な食物でも全体的に猫のほうが危険度が高いものが多いのでご注意ください。
ここでは共通していても特に注意するべきもの。犬の項目で紹介していない食べ物を中心にご紹介していきます。
しっかり知識をつけてこの子達の健康を守ろう!
ネギ類
まずはやっぱりネギ類。ほんとに危険なので絶対ダメ。
たまねぎ中毒が有名ですが、ネギ類全般でおこる中毒なので要注意。
体質的に弱い子などは一齧り、スープ一舐めで倒れちゃうネコもいます。
イカ・タコ
「ネコがイカを食べると腰をぬかす」って聞いたことありませんか?
昔から言われている俗説というか言い伝えなのですが、結論から言うとコレ本当です。実際は生イカの成分によってビタミンB1が分解されてしまってフラフラになってしまう状態のことです。
ネコは生イカが大好きです。与えると喜んで食べるでしょう。だけどそれは命を削る危険な魔性の食べ物だということを覚えていてください。
ちなみにイカタコだけじゃなくて他の魚介類も生で大量に摂取すると危険なのでご注意を。加熱すればOKです。
アボカド
最近新たに危険な食品として認知されてきているアボカド。毒性の成分ペルジンが原因という事です。
別に危険じゃない、食べても大丈夫、と言ってる方もいらっしゃいますが、まぁちょっとでも危険な可能性があるということなら食べさせないに越したことは無いと思うのです。
ドッグフード
意外なのがコレ。一食与えたからといってスグに倒れたり病気になるわけじゃありませんが、犬と猫では必要な栄養素が違うので与え続けていると病気になったり失明の危険性があります。
ドッグフードもキャットフードも同じような物だろうと思いがちですが、犬には犬の、猫には猫専用のフードがあるのにはちゃんと理由があるのです。
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植物
食物じゃないのですが猫にとって危険な草花って意外と多いのです。
アジサイ、アヤメ、水仙、アサガオ、ポインセチア、など身近な花以外にも全てあわせると数百種類以上あります。
特にツツジやユリなどは致命的に危険なので要注意。
観葉植物にも危険なものが多いので室内に観葉植物を置いている方はチェックしてみてください。意外なところではなんとなく身体に良さそうなアロエなんかも猫にとっては有害です。
まとめ
さてここまで犬&猫にとって代表的な危険食品をいくつか紹介してきました。
一番厄介なのは危険な食品だけどわんちゃん、ねこちゃんにとって大好物が多いという事です。可愛くおねだりしてきても心を鬼にして拒否しましょうね。
ここで紹介した以外にも危険なものや気をつけた方がいいものはまだまだたくさんあります。それら全てを覚えるなんて誰にでも出来ることじゃありません。
特に犬や猫を飼ってない人は「実は犬や猫にとって危険な食べ物が身近にある」それを知っているだけで充分。それだけで全然違うと思うんです。
これからも人間の友人であり、パートナーであり、家族である彼等と良い関係が続きますように……。